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『調べる技術 国会図書館秘伝のレファレンス・チップス』

林昌樹著『調べる技術 国会図書館秘伝のレファレンス・チップス』(皓星社、2022年)をようやく入手できたので、この内容を紹介したい。

 

著者の小林氏は慶應義塾大学文学部を卒業後、国立国会図書館に就職、1992年から2021年までそこで働き、2005年からレファレンス業務に従事していた。現在は慶應義塾大学文学部で非常勤講師としてレファレンスサービス論を講義している。また、自身が設立した近代出版研究所の所長を務めている。

 

『調べる技術』という本は皓星社メールマガジンに14回にわたって連載された「在野研究者のレファレンス・チップス」をまとめたものである。詳しい紹介は別の記事ですることにして、まずは目次だけを紹介する。なお、各章のリンク先にその章の紹介記事がある。

 

目次は以下の通り。
はじめに
第1講 「ググる」ことで、我々がやっていること――世界総索引でアタリをつける
第2講 答えを出す手間ヒマを事前に予測する――日本語ドキュバースの三区分
第3講 現に今、使えるネット情報源の置き場――NDL人文リンク集
第4講 ネット上で確からしい人物情報を拾うワザ――人物調査は三類型で
第5講 見たことも、聞いたこともない本を見つけるワザ
第6講 明治期からの新聞記事を「合理的に」ざっと調べる方法
第7講 その調べ物に最適の雑誌記事索引を選ぶには
第8講 索引などの見出し語排列で落とし穴を避ける
第9講 Googleブックスの本当の使い方
第10講 NDL次世代デジタルライブラリーは「使える」――その注意点とともに
第11講 「として法」――目的外利用こそ玄人への道
第12講 答えから引く法
第13講 パスファインダー(調べ方案内)の見つけ方
第14講 レファ協DB の読み方――レファレンス記録を自分に役立つよう読み替える
同じ魔法が使えるようになるために――あとがきに代えて